安全な道路づくりのために ― 伊万里現場で学んだ地質のはなし  笠原建設

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こんにちは!!10月に入り朝晩が冷え込んできましたね。

9月30日、佐賀国道事務所・中央開発株式会社・笠原建設株式会社の協力のもと

伊万里道路の現場で地質や施工方法を学ぶ勉強会

が行われました。

今回の勉強会は、道路づくりの基礎となる「地盤・岩盤」について理解を深めることが目的です。

まず、佐賀国道事務所の副所長、上馬庭様からご挨拶を頂戴しました。

次に、中央開発の青木様に伊万里道路の地盤の特徴を詳しく解説していただきました。

伊万里地区の地盤は、砂岩や泥岩などの層が重なった「杵島層群」と呼ばれる地質で、

場所によっては地すべりや崩れやすい岩盤

が見られます。

そのため、現場では安全に工事を進めるための工夫や、過去の崩壊事例をふまえた対策について学びました。

そして、府招の現場を実際に工事を行った笠原建設工事部小林から工法変更の背景などを説明をしていただきました。

続いて現場に移動し、佐賀国道事務所若手職員の方から道路切土のり面における確認シートの説明が行われました。

そして、現在現場施工を行っている笠原建設工事部杉山より、切土工事における工夫・留意点の説明を行いました。

説明の後は、勉強会に参加していただいた方で、ロックシュミットハンマーやクリノメーターを使い計測体験を行いました。

最後にみなさんで記念写真を。

みなさん素敵な笑顔です!

今回の勉強会では、実際に地層を観察し、岩の硬さや傾きの測定を体験するなど、座学では得られない「生きた知識」を学ぶことができました。

普段は事務所での業務が中心ですが、現場に立ち、地盤の硬さを自ら確かめることで、施工の重要性を肌で感じる貴重な機会となりました。

また、普段何気なく利用している西九州道も、こうした地道な調査や技術者の努力の上に成り立っていることを改めて実感しました。

安全で安心な道路づくり

の裏側にある現場の知恵と苦労を知り、施工に携わる皆さまへの感謝の思いが一層深まった1日でした。

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sunflower

グループのPC管理などを行う修行中の二号! 文章を書くのは苦手なので、温かい目で見てください。